【住宅ローン選びのポイントについて】
住宅ローンについて
先日、大手不動産情報サイトに、【4割が住宅ローン選びに後悔!】との記事が掲載されていました。『もっと金利の低い金融機関を選べばよかった』、『違う金利タイプを選べばよかった』、『不動産会社に言われるまま選んでしまった』が主な回答で、この3つの回答で理由の約65%を占めていました。住宅ローンは何を基準に選ばれますか?
住宅購入は人生の一大イベントです。物件は慎重に選ばれますが、住宅ローン選びはそれほどでもない方が多いようです。
住宅ローンは場合によっては35年のお付き合いとなります。「どこで借りても大差はない」などと思わずに住宅探しと同様に慎重に選びましょう。
住宅ローン選びの5つのポイント
住宅ローン選びのポイントは大まかに5つ、金利・保証料・団体信用生命保険・手数料・その他特典、と考えます。
金利について
低ければ低いほど助かる金利ですが、見た目の金利だけではなく10年、20年後のこと考えて選びましょう。
まず、変動金利か固定金利かの選択があります。一般的に金利は変動金利よりも固定金利の方が高く、固定金利も短期固定よりも長期固定の方が金利が高くなります。
固定金利と変動金利のどちらが得か?これは「分からない」が正解だと思います。
しかしながら、子供のの教育費がかかる向こう10年間は返済に狂いが生じないようにしたいなど、ライフプランに合わせて選択ましょう。
・ポイント:金利優遇プランがあり「店頭表示金利より最大▲0.○○%!!」などをよく目にしますが、例えば10年固定金利を選択した場合、固定期間終了後も金利優遇されるのかをチェックしましょう。
保証料について
住宅ローンは保証会社に保証料を支払い保証人になってもらう制度が一般的です。住宅ローンが返済不能となった場合、保証会社が銀行に住宅ローンを一括返済します。この場合住宅ローンが消えてなくなるのではなく債権者が銀行から保証会社に移るだけです。つまり、銀行が貸したお金を必ず返してもらうための保証料であって住宅ローンが免除されたりするようなものではありません。
・ポイント:保証料は一括支払い型や金利上乗せ型があります。
一括支払い型 文字通り借入時に一括支払いするものです。とある銀行の保証料を比較してみましょう。
A銀行:借入期間35年の場合100万円あたり20,614円・・・・・・・・3,500万円借入の場合721,490円
B銀行:借入期間35年の場合100万円あたり20,620円~82,437円・・・3,500万円借入の場合721,700円~2,885,295円
となっています。
金利上乗せ型 保証料一括支払い型は初期費用の負担が大きいため金利に上乗せして支払うケースです。借入金利に0.2%上乗せが一般的です。
仮に3,500万円、期間35年、金利1%で金利上乗せ型を選択した場合いくらになるのでしょうか。
・3,500万円、期間35年、金利1%の場合返済総額は41,495,580円、金利1.2%にしますと返済総額は42,879,900円ですので差額1,384,320円が保証料相当額になります。つまり一括支払額をローンに組み込むわけですので利子がかかるイメージです。
保証料0円 保証料0円!!という銀行をよく見かけます。この場は手数料に注目しましょう。
C銀行:保証料0円 事務手数料借入額の2.0%消費税別・・・・3,500万円借入の場合770,000円(税込)となっています。
団体信用生命保険について
団体信用生命保険(団信)とは住宅ローンを借入した方が不幸にしてお亡くなりになった場合などで、保険金で住宅ローンが全額返済され残されたご家族は返済することなく住み続けることができるというものです。
・ポイント:保険料は銀行負担が一般的です。というより元々、金利に含まれていると考えるべきでしょう。以前、フラット35は団信特約料と言って別途年払いでしたが金利上乗せ型となりました。0.2%の金利上乗せにて加入できます。
・ポイント:上記、基本的な団信の他、3大疾病(所定のガン、急性心筋梗塞、脳卒中)~8大疾病また自然災害時返済一時免除特約付などの特約を保険料に金利を上乗せして付保できる銀行があります。現在ご自身が契約されている生命保険の内容と比較し特約を付けるか検討されることもよいでしょう。
手数料について
住宅ローンを利用しますと手数料がかかります。事務手数料、融資手数料など名称は様々ですが、いくらかかるかはしっかり把握しましょう。上記の保証料でもご紹介しましたが、保証料0円!でも事務手数料は借入金額の2%の場合もありますし、保証料はかかりますが手数料は32,400円(税込)の場合もあります。また、事務手数料が本来、借入金額の2%のところをキャンペーン中のため1%以下などの場合もあります。
・ポイント 保証料であれ、手数料であれ名目にかかわらずいくらかかるかが重要です。これらの手数料は団信や保険の特約料と違い自分のためのものではありません。商品概要をしっかり確認しましょう。
その他特典について
その他特典につきましては繰上返済手数料、ATM手数料免除などがあります。繰上返済の場合、返済額の単位に差があったりネット利用の場合は無料など差があります。また、ATM手数料も考慮したほうがいいと思います。メインバンクとして利用するわけですから近隣にATMがないとその都度手数料が掛かり負担となってしまいます。
まとめ
弊社では、お客様が現在ご利用中のメインバンクでも、弊社提携銀行でもご自由に選択いただけます。住宅ローンの内容は複雑ですし、ほとんどの方が初めての利用されるものだと思います。住宅ローンのご相談も承りますのでお気軽にお申し付けください。
先日、大手不動産情報サイトに、【4割が住宅ローン選びに後悔!】との記事が掲載されていました。『もっと金利の低い金融機関を選べばよかった』、『違う金利タイプを選べばよかった』、『不動産会社に言われるまま選んでしまった』が主な回答で、この3つの回答で理由の約65%を占めていました。住宅ローンは何を基準に選ばれますか?
住宅購入は人生の一大イベントです。物件は慎重に選ばれますが、住宅ローン選びはそれほどでもない方が多いようです。
住宅ローンは場合によっては35年のお付き合いとなります。「どこで借りても大差はない」などと思わずに住宅探しと同様に慎重に選びましょう。
住宅ローン選びの5つのポイント
住宅ローン選びのポイントは大まかに5つ、金利・保証料・団体信用生命保険・手数料・その他特典、と考えます。
金利について
低ければ低いほど助かる金利ですが、見た目の金利だけではなく10年、20年後のこと考えて選びましょう。
まず、変動金利か固定金利かの選択があります。一般的に金利は変動金利よりも固定金利の方が高く、固定金利も短期固定よりも長期固定の方が金利が高くなります。
固定金利と変動金利のどちらが得か?これは「分からない」が正解だと思います。
しかしながら、子供のの教育費がかかる向こう10年間は返済に狂いが生じないようにしたいなど、ライフプランに合わせて選択ましょう。
・ポイント:金利優遇プランがあり「店頭表示金利より最大▲0.○○%!!」などをよく目にしますが、例えば10年固定金利を選択した場合、固定期間終了後も金利優遇されるのかをチェックしましょう。
保証料について
住宅ローンは保証会社に保証料を支払い保証人になってもらう制度が一般的です。住宅ローンが返済不能となった場合、保証会社が銀行に住宅ローンを一括返済します。この場合住宅ローンが消えてなくなるのではなく債権者が銀行から保証会社に移るだけです。つまり、銀行が貸したお金を必ず返してもらうための保証料であって住宅ローンが免除されたりするようなものではありません。
・ポイント:保証料は一括支払い型や金利上乗せ型があります。
一括支払い型 文字通り借入時に一括支払いするものです。とある銀行の保証料を比較してみましょう。
A銀行:借入期間35年の場合100万円あたり20,614円・・・・・・・・3,500万円借入の場合721,490円
B銀行:借入期間35年の場合100万円あたり20,620円~82,437円・・・3,500万円借入の場合721,700円~2,885,295円
となっています。
金利上乗せ型 保証料一括支払い型は初期費用の負担が大きいため金利に上乗せして支払うケースです。借入金利に0.2%上乗せが一般的です。
仮に3,500万円、期間35年、金利1%で金利上乗せ型を選択した場合いくらになるのでしょうか。
・3,500万円、期間35年、金利1%の場合返済総額は41,495,580円、金利1.2%にしますと返済総額は42,879,900円ですので差額1,384,320円が保証料相当額になります。つまり一括支払額をローンに組み込むわけですので利子がかかるイメージです。
保証料0円 保証料0円!!という銀行をよく見かけます。この場は手数料に注目しましょう。
C銀行:保証料0円 事務手数料借入額の2.0%消費税別・・・・3,500万円借入の場合770,000円(税込)となっています。
団体信用生命保険について
団体信用生命保険(団信)とは住宅ローンを借入した方が不幸にしてお亡くなりになった場合などで、保険金で住宅ローンが全額返済され残されたご家族は返済することなく住み続けることができるというものです。
・ポイント:保険料は銀行負担が一般的です。というより元々、金利に含まれていると考えるべきでしょう。以前、フラット35は団信特約料と言って別途年払いでしたが金利上乗せ型となりました。0.2%の金利上乗せにて加入できます。
・ポイント:上記、基本的な団信の他、3大疾病(所定のガン、急性心筋梗塞、脳卒中)~8大疾病また自然災害時返済一時免除特約付などの特約を保険料に金利を上乗せして付保できる銀行があります。現在ご自身が契約されている生命保険の内容と比較し特約を付けるか検討されることもよいでしょう。
手数料について
住宅ローンを利用しますと手数料がかかります。事務手数料、融資手数料など名称は様々ですが、いくらかかるかはしっかり把握しましょう。上記の保証料でもご紹介しましたが、保証料0円!でも事務手数料は借入金額の2%の場合もありますし、保証料はかかりますが手数料は32,400円(税込)の場合もあります。また、事務手数料が本来、借入金額の2%のところをキャンペーン中のため1%以下などの場合もあります。
・ポイント 保証料であれ、手数料であれ名目にかかわらずいくらかかるかが重要です。これらの手数料は団信や保険の特約料と違い自分のためのものではありません。商品概要をしっかり確認しましょう。
その他特典について
その他特典につきましては繰上返済手数料、ATM手数料免除などがあります。繰上返済の場合、返済額の単位に差があったりネット利用の場合は無料など差があります。また、ATM手数料も考慮したほうがいいと思います。メインバンクとして利用するわけですから近隣にATMがないとその都度手数料が掛かり負担となってしまいます。
まとめ
弊社では、お客様が現在ご利用中のメインバンクでも、弊社提携銀行でもご自由に選択いただけます。住宅ローンの内容は複雑ですし、ほとんどの方が初めての利用されるものだと思います。住宅ローンのご相談も承りますのでお気軽にお申し付けください。
詳しい説明やご質問等は下記までお問合せください
TEL:03-5284-7067(担当:児玉)
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