長期優良住宅・低炭素住宅・省エネ住宅とは?
長期優良住宅・低炭素住宅・省エネ住宅等、住宅の性能等に関する言葉を目にする機会があることと思いますが、具体的にはどのような住宅なのか?どのようなメリットがあるのか?を見ていきたいと思います。今回は低炭素住宅についてです。
低炭素住宅とは
建物の断熱性能や、設備機器の利用でCO2排出削減の配慮をしたエコ住宅のことをいいます。「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づいて、認定制度がスタートされました。
低炭素住宅として認定されるには、断熱性を高めるなどの建物の省エネ仕様に加え、太陽光発電などを導入し現在の冷暖房などの一次エネルギーの消費量を、現行の省エネ基準と比較して10%以上低く抑えることが必要となります。
*一次エネルギー・・・自然から採取されたままの物質を源としエネルギー。石油・石炭・天然ガスなど
*再生可能エネルギー・・・枯渇してしまう石油などのエネルギーと比較されるもので、利用する以上の速度で自然界から補充されるエネルギーをさします。現在再生可能エネルギーの代表的なものには、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどがあります。
低炭素住宅の認定を受けるための条件ついて
エネルギーの低減のほかに、再生可能エネルギーを連携した蓄電池、緑化などによるヒートアイランド対策、住宅劣化対策、木造、高炉セメントなどのうち、2つ以上の設備や対策を採用していることも条件になります。
低炭素住宅に対する優遇について
低炭素住宅に認定されると、住宅に関する税制や住宅ローン金利(【フラット35】S)の優遇を受けられます。
①住宅ローン減税
②登録免許税
③フラット35sによる金利優遇
④容積率の緩和・・・低炭素化に資する設備(再生利用可能エネルギーと連系した蓄電池、コージェネレーション設備等)について、通常の建築物の床面積を超える部分は、容積率算定時の述べ面積に算入されません。(1/20を限度)
ポイント
低炭素住宅は当然ながら一般住宅に比べて購入費用が割高になりますが、低炭素住宅に認定されると、住宅ローン減税などの優遇を受けることができます。さらに、光熱費などのランニングコストも抑えることができるので、家計にもやさしい住まいが実現できると言えます。低炭素住宅の特徴と税制面のメリット等を理解し住宅選びの目安の一つとしましょう。
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